令和8年2月24日、姿川地区市民センターにおいて、自治会シンポジウム(西部ブロック)が開催されました。
本シンポジウムは、地域で実践されている自治会活動の事例を共有するとともに、これからの自治会活動のあり方を考えることを目的として行われました。

条例の共有
はじめに、主催者あいさつに続き、宇都宮市より「地域で支え合う自治会条例」や、自治会活動を支える各種支援制度について説明がありました。少子高齢化や担い手不足が進む中で、自治会が果たす役割や、行政との連携の重要性について改めて共有されました。
事例紹介① 城山地区自治会連合会
― 地域資源を生かした多世代参加型の取り組み ―
城山地区からは、「大谷の響き ウェルカムコンサート」や、eスポーツを活用した交流イベントなど、地域資源を生かした取り組みが紹介されました。音楽やゲームといった親しみやすいテーマを入口に、若者や子育て世代、高齢者まで幅広い世代が参加できる場をつくっている点が特徴です。
継続的な開催を通じて顔の見える関係が生まれ、地域への愛着や自治会活動への理解が自然と広がっていることが報告されました。
事例紹介② 細谷・上戸祭地区自治会連合会
― 「子どもの居場所」が地域をつなぐ ―
細谷・上戸祭地区からは、「子どもの居場所『ほそかみ屋』」を中心とした取り組みが紹介されました。
「ほそかみ屋」は、子どもたちが安心して過ごせる居場所としてスタートし、学習支援や体験活動、季節行事などを通じて、地域の大人や学生ボランティアとの交流が生まれています。
夏のオープンイベントや、クリスマス会、餅つき体験、おにぎり作り体験など、楽しみながら参加できる企画が実施され、子どもだけでなく保護者や地域住民の関わりも広がっています。
活動を支える中では、生活支援協議会や関係団体との連携も進み、子ども支援をきっかけに地域全体のつながりが強まっている様子がうかがえました。
テーマセッション
「新しい取り組みの始め方」
後半のテーマセッションでは、「新しい取り組みの始め方」をテーマに意見交換が行われました。
登壇者からは、
- 完璧を目指さず、まずはやってみること
- 小さな活動でも継続することの大切さ
- すでに地域にある人材や資源に目を向けること
といった実践的な視点が共有されました。
また、参加者からは「担い手をどう増やすか」「若い世代の声をどう拾うか」といった質問も寄せられ、各地区が抱える共通の課題について活発な意見交換が行われました。
交流会・パネル展示
会場外では、西部ブロック各地区の取り組みを紹介するパネル展示が行われ、交流会では参加者同士が自由に情報交換を行いました。
他地区の事例に触れながら、「自分たちの地域でもできそうなこと」を持ち帰るきっかけとなる時間となりました。
まとめ
今回のシンポジウムを通じて、自治会活動は防災・防犯といった従来の役割にとどまらず、子どもや若者、地域住民をつなぐ「場づくり」として進化していることが改めて確認されました。
地域の実情に合わせ、小さな一歩から始める取り組みが、結果として自治会の活性化や新たな担い手の発掘につながっています。今後も、西部ブロック各地区における多様な挑戦が広がっていくことが期待されます。
