まちぴあ連続講座は、ボランティアや社会貢献など、まちづくり活動を実践している方や、これから活動を始めたいと考えている方を
対象としたプログラムです。
今年度からは、定期的に専門相談でご協力いただいているNPO法人とちぎユースサポーターズネットワークさんと連携し、
市民主体のプロジェクトづくりや社会的起業に向けた一歩を後押しする連続講座を開催しました。
その第1弾として、全3回の連続講座を10月30日・11月1日・11月13日に開催しました。
第1回|イベントやワークショップづくりの基礎(10月30日)
初回のテーマは「イベントやワークショップづくりの基礎」。

講師には、とちぎユースサポーターズネットワーク事務局長の渡邊 貴也氏をお迎えし、まちぴあ登録団体の関係者や
市内で活動する個人など、8名が参加しました。
講義では、アイデアを空想で終わらせず、実現につなげるために欠かせない**「企画書の役割」**について改めて確認。
- 企画の背景や課題を可視化すること
- 独りよがりにならず、他者と共有・相談するための材料であること
といった点を押さえながら、実際に企画案を作成するワークを行いました。
後半の発表では、「背景・目的・対象者」に加え、参加者の気持ちやニーズ、事業後の振り返りまでを見据えた企画づくりを体験。
小規模な活動だからこそできる、身近な課題に寄り添った企画の大切さが共有されました。
第2回|集客で成果につながるターゲッティングとデザインツール(11月1日)
第2回のテーマは「集客で成果につながる ターゲッティングとデザインツールの使い方」

講師に、元那須烏山市地域おこし協力隊の武田 真悠香氏を迎え、前回考えた企画を「どう届けるか」に焦点を当てて学びました。
地域での実践事例を交えながら、
- ペルソナとターゲット設定の違い
- 誰に向けて、何を、どう伝えるのか
を講話とワークで整理。
さらに、広報を支える各種デザインツールやAIツールの紹介もあり、すぐに実践できる内容となりました。
イベント実施後のアンケートや反応を次回に活かすなど、PDCAサイクルを回す視点も学んだ回となりました。
第3回|SNSマーケティング・写真撮影の基礎(11月13日)
最終回のテーマは「SNSマーケティング・写真撮影の基礎」。

講師には、グラフィックデザインや広報物制作を手がけるおりいろ代表の西川 光太氏をお迎えしました。
まずは、SNS発信に欠かせない情報発信のコンプライアンスについて確認。
- 著作権・肖像権
- 個人情報の保護
- 守秘義務
など、「伝える自由」と「守るべき責任」について理解を深めました。
その後、実践編として、
- 誇張しない、正直な言葉の選び方
- 写り込みに配慮した写真撮影のコツ
を、座学とワークを通して学習。
初回の「共感を生む企画づくり」や、第2回の「ペルソナ設定」ともつながる内容で、3回分の学びを振り返りながら、
企画から発信までの一連の流れを体験する締めくくりとなりました。
おわりに/次回連続講座のご案内
3回の連続講座を通して、「アイデアを形にする」「伝える」「次につなげる」ための基礎を、企画・広報・発信という
流れの中で学んでいただきました。
ご参加くださった皆さま、講師の皆さま、そして本講座を企画いただいたとちぎユースサポーターズネットワークの皆さまに、
心より御礼申し上げます。
3回の連続講座を通して、「アイデアを形にし、伝え、次につなげる」ための基礎を学んでいただけたのではないかと思います。
さて、今回の連続講座はこれで一区切りとなりますが、まちぴあでは引き続き、市民の皆さんの「これから」に役立つ学びの機会
をご用意しています。
次回のまちぴあ連続講座(第2弾)では、「初心者でもわかる 資産運用講座」を開催します。
「貯金だけで本当に安心できるの?」「将来に向けて、今から何を考えればいい?」そんな疑問をお持ちの方に向けて、
資産運用の基本やリスクとリターンの考え方、賢い家計管理と資産形成のコツなどを、初心者にも分かりやすく解説する全3回講座です。
講師には、1級ファイナンシャル・プランニング技能士の森 祐輔氏をお迎えし、「人生100時代」に備えるセカンドライフも見据えた内容となっています。詳細は、掲載のチラシ・QRコードよりご確認ください。
定員制(先着順)となりますので、関心のある方はお早めにお申し込みください。

まちぴあ連続講座(第2弾)申込みフォーム
引き続き、皆さまのご参加をお待ちしております。
